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第40回イベント&交流会を開催「アロマセラピーの魅力と効能」

2015年11月10日

全体写真 アロマ実践

平成27 年11 月9日(月)、“つながりネット”の第40 回セミナーを実施しました。「アロマセラピーの魅力と効能」をテーマに、稲荷山武田病院の看護部長で、ÅHCP 認定アロマセラピストの資格もお持ちの齋藤国子先生にご講義を頂きました。ご自身の病院でも多くの患者さんの緩和ケアにアロマセラピーを取り入れておられ、マッサージの指導などをしてくださいました。
はじめにアロマセラピーの歴史を教えていただきました。聖書や古代ローマ時代から植物の力が使われていて、ナイチンゲールもクリミア戦争で傷ついた兵士の眉にラベンダーを塗布して心と傷をいやしたということです。痛みで眠れない夜にラベンダーの睡眠作用が効いていたのでしょうか。日本では仏教とともに薫香が伝来、白檀・沈香など宗教的意味合いをもって広まりました。季節の行事で香りと抽出成分効果に期待した柚子湯や菖蒲湯も同じです。
植物の種子、樹脂、果皮、芽などから抽出した100%純粋な芳香物質を精油といい、その精油(原液)をそれぞれの特徴に合わせてキャリアオイルと合せて使用します。今回は代表的な4つの精油を紹介していただきました。アロマセラピーとは香り(アロマ)を使って心や体の不調を穏やかに回復させ、健康増進に役立てていく自然療法です。これからの季節、免疫力を高める為に身近に使えるアロマをいくつか教えていただきました。
〇冷え対策…お風呂や足浴
〇風邪・インフルエンザ予防…芳香浴とウガイ
〇スキンケア(乾燥対策)…マッサージ
〇空気浄化ルームスプレー(ウィルス除去)
奥深いアロマの世界ですが、少し知識を得て、毎日の暮らしの中でリフレッシュや気持のケア、風邪の予防などに役立てていけたらと感じました。
代表的な精油の特徴や効果を学んだ後は、実際にアロマオイルを使ったマッサージの方法を指導してくださいました。部屋中にアロマの香りが広がる中、参加者同士、交替でお互いの手腕をマッサージし合いました。エッセンシャルオイルの成分とマッサージのダブル効果で血液やリンパの流れが活発になり心も体もすっかりリラックス…温かい人の手がとても心地良かったです。
最後にマザーテレサが大事にされていたことを紹介されました。「五感をつかって人とのふれあいを大事に、特に“言葉を言いすぎない”」ということ、温かな誰かの手で今回のように手をマッサージしてもらうだけで言葉がなくてもお互いが存在を認め合い、そのことで癒されていくことを学ぶことができました。
(アンケートから一部ご紹介)
・アロマセラピーについて以前から興味があり勉強したかったので、とても良い機会でした。
・実際にマッサージのやり方も教えてもらい、自分もしてもらって、手の温かさが心地良かった。
・アロマが心や体のトラブルを穏やかに回復させる力があることを知りました。
・交流会では毎回色々な方のお話が参考になる。
・以前参加されていた方が就職されたと聞いて良かったなと思うし、私も皆さんも変化していると感じる。