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第37回イベント交流会を開催「医療をめぐる変化と看護の動向」

2015年8月19日

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平成27年8月18日(火)、“つながりネット”の第37回イベントを実施しました。今回は京都府健康福祉部医療課担当課長の藪千津子氏から、2025年に向けた医療提供体制の改革、医師・看護師等の確保対策、医療機関の勤務環境改善への相談支援体制の構築等、医療従事者として知っておきたい法律の改正内容、さらに医療機能情報提供制度に基づく“京都府健康医療よろずネット”、京都府医療安全支援センターの概要、京都府の看護師確保対策と看護師養成の状況など、難しい内容を分かり易くポイントを押さえてご説明いただきました。
2025年は、団塊の世代が75歳以上になり、高齢化の進展に伴って慢性疾患、複数の疾患を抱える患者、手術後のリハビリ患者や在宅患者が大幅に増えていきます。これに対応していくために医療機関の病院機能の分化・連携、在宅医療の充実等の課題について説明がありました。今回のイベント参加者の中にも現在すでに家族を在宅で介護中の方が数名おられ、急性期治療を経過した患者を受け入れる入院機能の不足、在宅での医療介護への不安の声が聞かれました。国は多くの国民が住み慣れた地域・自宅での療養を希望しているとして在宅医療を推進しようとしているが、在宅看護介護の大変さは、実際に自分が当事者になって初めて本当の大変さが分かる・・・と。この負担を少しでも軽くするために今すぐに利用できる介護サービス、ケアマネジャーへの相談など、現時点で可能な解決策のアドバイスをしていただきました。

“京都健康医療よろずネット”“医療安全支援センター”については、その存在自体知らないことも多く、府民として便利なサービスを知って活用していきたいものです。

(アンケートから一部ご紹介)
・ナースを取り巻く環境の大枠を理解して働くことは当然で、現場を離れた身には有り難い内容でした
・医療従事者として、又介護支援する家族の立場として大変参考になる話を聴けたと思う
・改めて、看護職が必要とされている専門職なのだと感じ、再就職のモチベーションにつながった。
・色々な状況におられる方の話を聞いて、自分もナースとして頑張りたいという気持になれた。

(Y.O)