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第63回セミナーレポート「看護職が知っておきたい訪問看護」

2017年11月20日

平成29年10月20日(金)看護職復職支援・キャリアサポート“つながりネット”の第63回セミナー&交流会を実施しました。
第63回目のテーマは『看護職が知っておきたい訪問看護』、講師は訪問看護ステーションえいむ訪問看護認定看護師 西井和代氏にご担当いただきました。

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沢山の方にご参加いただきました!

訪問看護とは、「訪問看護ステーションから、病院や障害を持った人が住み慣れた地域やご家庭で、その人らしく療養生活を送れるように、看護師等が生活の場へ訪問し、看護ケアを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービス」とのことです。

まずは「訪問看護とは」をテーマに施設内看護と訪問看護の違いや在宅を取り巻く現状、訪問看護の対象や医療保険と介護保険の違い等、
データや実例を多く用いてわかりやすくご説明いただきました。

次に「訪問看護の事例」として3名の療養者のケースを挙げてお話しいただきました。
どの事例もそれぞれの病状や家族との関わりが当然違い、訪問看護の内容もそれぞれの療養者にあったケアを行われておられました。
印象的だったのはどのケースも療養者と家族の気持ちを大切にしながら、訪問看護だけではなく病院の主治医、ケアマネ等他職種と連携してその療養者にとってどのようなケアがいいか話し合いを重ねられていることでした。

西井氏も「在宅側だけでは、なし得ないことも看看連携や医療の連携で可能性が拡がる」とお話しされていました。
また、いつか意思決定できなくなることを見据えてどのように生きていきたいかを事前に家族で話をしておくことも重要であると感じました。

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医療保険と介護保険の違いも分かりやすく解説して下さいました!

最後に西井氏は訪問看護のやりがいの一つとして「縁あってお会いできた療養者・家族1人1人の人生に看護師として共に伴走できること」とお話しくださいました。
訪問看護の現状と魅力がよくわかる有意義なセミナーとなりました。

つながりネットでは登録者の皆様ご自身にも復職にも役に立つ、興味が持てるセミナーを毎月開催いたします。ぜひつながりネットにご登録いただき、セミナーにご参加いただきますようお願いいたします。

京都府・看護職つながりネット事務局(京都私立病院協会)