2017年8月30日
平成29年8月28日(木)看護職復職支援・キャリアサポート“つながりネット”の第61回セミナー&交流会を実施しました。
第61回目のテーマは『楽に痰を出すためにできること』で、
医仁会武田総合病院 リハビリテーション科科長 秋本喜英氏にご担当いただきました。
排痰は気道から痰を除去するための手技です。(皆さんご存知かもしれませんが!)
今回は理学療法士さんならではの視点で専門的なお話しを聞くことができました。
まず排痰について、重力・粘性・空気の量の速度の3点を重点的に学びました。
痰の90%以上は水分からできているため、痰の粘性や硬さには身体内の水分量が影響するそうです。
その他に呼吸介助法、呼吸訓練のポイントを教えていただきました。
呼吸リハビリテーションの際は「リラックスした状態」で受けてもらうことが大切だそうです。
ストレッチの後などもよいのだとか。
体位排痰法はより専門的な内容でしたが、動画を見ながら学べたので具体的なイメージを持つことができました。
スプリンギング、振動法、揺すり法、軽打法・・・と様々な手技のポイントをご解説いただきました。
軽打法については、「以前は行っていたけど・・場合によっては危険性、合併症のリスクもあるのですね」と、
感想をのべられた参加者もおり、最近の動向を知る事もできる時間となりました。
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京都府・看護職つながりネット事務局(京都私立病院協会)