2017年4月22日

平成29年4月17日（月）看護職復職支援・キャリアサポート“つながりネット”の第57回セミナー＆交流会を実施しました。
第57回目のテーマは『医療安全について－安心・安全な看護を提供するために－』で、
京都府健康福祉部医療課　医務・看護担当　副主査　諌山　富恵氏に講師をご担当いただきました。

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スイスチーズモデルについてのお話しもありました

1990年代は「医療事故はあってならないこと」であり、個々人の注意で防ぐことができると捉えられていました。
しかし2000年以降は「医療事故は起こりうること」であり、チームや組織全体の在り方を改善しなければ事故は防止できないと捉え方が変わり、「人は誰でも間違える」ことを前提に医療安全に取り組まれています。
セミナーでは捉え方が変わるきっかけとなった事件の話から、看護師である講師より具体的事例を踏まえながら現在の医療安全にかかわる整備やシステムについてお話しいただきました。
平成27年度の京都府での医療安全相談件数は2000件以上あり、内容は「医師及び医療従事者の不十分な説明」「医療上もしくは医療内容のトラブル・相談」「費用に関するトラブル」等様々で、1件1件に丁寧にご対応されているとのことでした。
また、平成27年10月に施行された医療事故調査制度や京都府ではよろずネットで確認することができる医療機能情報提供制度、医療安全支援センターについてのご説明もあり、現在の医療安全について医療従事者としても一般府民としても役立つ内容でした。

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配布資料には春らしいお写真も

平成29年度も登録者の皆様ご自身にも復職にも役に立つ、興味が持てるセミナーを開催いたします。ぜひつながりネットにご登録いただき、セミナーにご参加いただきますようお願いいたします。

京都府・看護職つながりネット事務局（京都私立病院協会）