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第13回イベント・交流会を開催!「看護職のためのスキンケア~それって本当?!」

2013年9月25日

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平成25年9月25日(水)、京都私立病院協会会議室で“つながりネット”第13回イベントを行いました。今回のテーマは『看護職の為のスキンケア~それって本当?』で、嵯峨野病院看護部教育・研修担当師長 川戸美智子先生にご講演いただきました。

今回の内容は、看護職としてだけではなく、日常生活の中で常識だと思っていたことが実は非常識になっていることがあるという目から鱗のお話が満載で、「え~?」「本当に~?」「そうだったのか!」と、参加された看護職さんは“じぇじぇじぇ~!”の連続で、スキンケアについて大いに理解が深まった様子でした。

人間の身体を覆っている薄い皮膚、この皮膚に皮脂と常在菌があるからこそ、皮膚の乾燥と病原菌の侵入が防がれ、悪い菌を食べて皮膚表面を酸性化してくれているという説明があり、顔も身体も清潔にと洗剤で洗いすぎるとカサカサになって水が滴らないどころか、備わっている免疫機能にも影響がでるとのことです。清潔もいきすぎないように、除菌や殺菌効果を強調する製品は要注意で、石鹸も薬用ではなく昔からある安い純正石鹸がお薦めとのことでした。

他にも切り傷や火傷、化膿している傷に消毒は必要か?カサブタははがしたほうかいいのか?傷にガーゼを使用するかどうか?などの問題がだされました。人間には自己治癒力、直そうとする力が働くのでその力を阻害させないことが大事であり、傷に異物があれば取り除き、消毒液ではなく水で洗い流して湿った状態にするようにすれば早く治り、自然治癒を待つ方が良い場合もあるとのことでした。

最後に、「今回の内容のように昔常識だったことが今は非常識になっていることもあります。これからも科学の進歩、医学の進歩、研究の成果で今常識だと思っていることが非常識になってしまうこともあります。」と付け加えられました。

イベント終了後は、恒例の交流会を行いました。今回の参加者の中には、最近就職が決まって10月、11月から再び仕事を始めますという方、病院の再就業研修に参加しますという方、是非特養の見学ツアーを組んでほしいという方など、皆さんそれぞれに再就業に向けて積極的に動かれていることが分かりました。他の人の話を聞いて参考にしたり、刺激を受けたりと良い出会いがあるのもこのイベントの魅力です。