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第23回イベント・交流会は老健の職場見学会でした!

2014年6月11日

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平成26年6月11日(水)、“つながりネット”の第23回イベントを実施しました。今回は、介護老人保健施設“醍醐の里”を見学させていただきました。開設13年目で山科区と伏見区の境目あたり、山科区が一望できる小高い丘の上にあり、近くには小野小町で有名な随心院や世界遺産の醍醐寺があります。今年2月に新棟を増床され、入所、通所リハビリテーション、短期入所療養介護、居宅介護支援を運営され、地域の介護サービスに貢献されています。
まず、事務長から社会福祉法人伏見福祉会と施設の概要のご説明の後、施設内を見学させていただきました。個室・4人部屋、広い廊下、食堂やリクレーションルーム、どこも清潔感があふれていました。ちょうど午後3時頃でしたので、入所者の皆さんはおやつタイムでした。こちらではいつも職員さん手作りのおやつが出されるそうで、皆さん美味しそうに召し上がっておられました。明るくて外の景色が見えるお風呂など、最新の設備で入所者の方も介助者も負担が少ないよう工夫されていました。新棟の2階は広々としたリハビリテーションルームで、通所の方も一緒に機能訓練に励んでおられました。新棟完成で150床となり、病院と在宅の中間に位置する在宅復帰施設としてますます地域に貢献していきたいとのことでした。
見学後は、看護部長から施設での看護師の仕事についてお聞きしました。職種間の上下関係はなく、全員が自分の専門分野の職務を果たしながら「多職種共働」で業務にあたり、チームアプローチをしていくために日々情報を共有し、問題解決は必ずその日のうちにすることを実践され、職員が不安をもたず安心して働けるようにしているとのことです。時間に追われることはあまりないので、ここで働きながら介護関係の資格を取得することも奨励されています。高齢者ケア、ターミナルケアなど、働きながら学んでいけることは大きな魅力です。
その後、手作りのお菓子をいただきながら交流会を持ちました。1週間前に就職したばかりの看護師さんと、15年間非常勤で勤務を続けておられる看護師さんで、どちらの方も長く病院で勤務された後、結婚や子育ても終えて今の勤務に就かれたベテラン看護職さんでした。老人保健施設では、病院とは違って介護中心の看護になりますが、看護師としての経験や知識をトータルに活かしていけるところではないでしょうか、とのことでした。