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第27回イベント・交流会を開催「病院の緩和ケア病棟の見学」

2014年10月25日

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平成26年10月24日(木)、“つながりネット”の第27回イベントを実施しました。今回も9月に続いて職場見学で、「稲荷山武田病院」の緩和ケア病棟を見学させていただきました。
参加者が玄関前に集合してすぐ、看護部長さんと師長さんに温かく出迎えていただき、挨拶の後、緩和ケア病棟の見学をさせていただきました。入院に際してご家族に説明をする温かい雰囲気が漂うカンファレンスルーム、アロマケアルームがあり、自然豊かな環境で、庭には季節の花々が植えられ、病棟の廊下等にも花や患者さんの絵、写真などの作品が飾られ、落ち着いた穏やかな空気を感じました。その後、電子カルテについて、実際の画面を見ながらご説明いただき、スタッフ間で情報共有が詳細に行われていることを学びました。
見学の後、看護部長より、緩和ケア病棟開設までの苦労を含めた病院の概要や病棟師長から緩和ケア病棟の現状をご説明いただき、そして2人の病棟看護師の方から“緩和ケア病棟で働くということ”についてお話をお聞きしました。
緩和ケアを選択した余命間もない患者さんやそのご家族のケアをすることは日々大変だけれど、患者さんから学ぶことも多く、やりがいのある仕事とのことでした。一人一人の患者さんのこれまでの人生、果たしてきた役割などの背景にも思いを馳せ、食べたいものがあればできる限り希望を叶え、日々の葛藤・心の揺れを支えて話を聴き寄り添う、という深みのある仕事であることを実感しました。

見学に参加された方からは、下記のような感想をいただきました。
・緩和ケアの立上げから今までのご苦労や取組みがわかる貴重なお話が聞けて勉強になりました。
・丁寧な施設案内、説明の内容も解り易いプリントがあり、緩和ケアについて詳しくわかりました。
・一人の患者に同じケアをする為のプランカードがあり、今現場で看護をされている看護師さんのお話に感動しました、ただただ尊敬です。
・人の役に立ちたいという初心を思い出させてもらい、再び看護の仕事に携わりたいという気持ちが強くなりました、参加して良かったです。