2015年2月13日

2月10日に開催しましたつながりネットのイベントは、今回も多くの方が参加され、熱心に学ばれました。
テーマは「褥瘡対策の変化とスキンケアの重要性」で、医仁会武田総合病院の皮膚・排泄ケア認定看護師でいらっしゃる中本深雪先生からお話をお聞きしました。
皮膚に関する基礎知識から最新の専門的な知識まで詳しい資料と実際の症例などを交えた分り易い説明でした。
褥瘡は長期に同じ体位で寝込んでいる高齢者に多く見られます、高齢になると細胞分裂が低下し皮膚の角質層が厚くなり弾力が失われ、保湿作用も衰えて外部からの菌に感染しやすくなり、長時間の圧力やずれで褥瘡になり易くなります。
褥瘡が発生しないようにする為に、ベッド上での接触面積を広くできるようなマットレスの使用、摩擦やずれを回避するような体位変換をし、何より安楽を感じられる体位にすることが大事とのことでした。
皮膚を健康に保つ為のスキンケアでは、皮膚のバリア機能を果たしている皮脂成分を洗い落としすぎないこと、強い洗剤、洗いすぎ、擦りすぎなどは避けること・・・、日頃の私達の生活でも気をつけたいことです。
その他にも盛り沢山で看護職のみなさんのキャリア維持に大変役に立つ内容でした。今後在宅で訪問看護の利用が増えていくので、今回学んだ内容は介護する家族にも必要なものだと思いました。次回のセミナーは3月9日（月）14：00～16：00（COCON烏丸）です。是非ご参加ください！