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第38回イベント交流会を開催「摂食えん下障害の基礎と臨床」

2015年9月18日

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平成27年9月17日(木)、“つながりネット”の第38回イベントを実施しました。京都医健専門学校副校長、言語聴覚士・臨床心理士の三田村啓子先生から、摂食えん下障害について、解剖的構造の立体理解から、誤えんのタイプ、ケア、誤えん防止の為の工夫まで教えていただきました。
今回は、今の仕事の中で摂食えん下障害の知識が必要だと考える現職の方(登録時は休職中でその後就職された方)の参加もあり、皆さん熱心に学ばれました。
咽頭理解のためにオリジナル教材の咽頭模型を各自作成し、口やの喉の構造を理解しました。食べ物は口から咽頭に送り込まれ食道にいけば正常、咽頭から声門、気管に入れば誤えんであることを動画で見ました。そして誤えん防止の為の食材や食器の工夫、適切な姿勢、口腔ケア、喉頭ケア等ポイントを学びました。男性は75歳を過ぎると声帯が下がってくるので、女性より摂食えん下障害になりやすいとのことです。また、摂食えん下のリハビリにはお喋りが何より良く、声を出す、舌を使う、軟口蓋や耳を使ったり、一人暮らしならテレビとお喋りすることでもOKとのことです。
参加された皆さんは、早速看護や自宅での介護に役立てたいとのことでした。きちんと栄養を摂取して、口腔ケアをし、ずっと元気で食べ続けることができるようにしたいものです。