NEWS協会からのお知らせ
【新年のご挨拶】一般社団法人京都私立病院協会 会長 武田 隆久
新年、明けましておめでとうございます。旧年中は、会員の皆様はじめ関係各位に大変お世話になり誠にありがとうございました。新しい年をお迎えになりましたことをお慶び申し上げます。
本年は丙午(ひのえうま)の年です。この年は、火のエネルギーが全体に広がることで、「情熱」「発展」「表現」「伝達」がテーマとなる、明るく活気のある年とされています。本年が皆様にとって、良い年であられることを心よりお祈りいたします。
一方で、本年は医療界においては診療報酬改定の年であり、また、民間病院にとっては正念場となる改定の年となります。公定価格である診療報酬改定は2年に1回改定されます。前回の2024年の改定は+0.88%とわずかにプラス改定とされましたが、このプラス分はすべて人件費に充てられただけでなく、病院の入院にかかる診療報酬は実質マイナス改定となっていました。この結果、近年の物価高騰、人件費上昇、さらに人材不足による採用コスト負担なども経営を圧迫して、多くの病院が赤字経営となっています。
今回示された「骨太の方針2025」では物価上昇の影響を踏まえ「現場で働く幅広い職種の方々の賃上げに確実につながるよう、的確な対応を行う」と明記されており、物価スライドの方向に沿って、病院の経営改善となる診療報酬改定となることを期待しています。
このような厳しい状況の中ですが、本年7月2日、3日に国立京都国際会館において、第76回日本病院学会を開催いたします。本学会のテーマは「新たな地域医療構想に向けて RE:Start」といたしました。本学会では、今後の課題に即した特別講演、シンポジウム、演題発表など、多岐にわたる企画を予定しております。
厳しい医療状況の中ではありますが、全国からすべての職種の医療関係者にご参加いただき、共に議論・研鑽し、質の高い医療の提供や将来の病院医療ひいては地域医療のあり方について議論・検討していただける機会にしていきたいと思っております。
全国の皆様方のご参加・ご発表を心よりお待ち申し上げます。
また本年は、2027年から実施される「新たな地域医療構想」に向けて、各都道府県で計画を策定する準備期間となっています。2040年に向けて、急速に進む高齢化と働き手不足の中、従来の病床再編にとどまらず、外来医療、在宅医療、さらには介護との連携強化が課題とされており、各構想区域においてシームレスな医療・介護の提供体制を構築できることを目指していくこととなります。将来、各地域において必要とされる民間病院の在り方について、協会として情報収集、研修、講演会などを通して検討、提言していきたいと思います。
最後に、本年が医療介護業界にとって良い年になることを祈念するとともに、京都私立病院協会の皆様と会員病院の発展とご健勝を祈念いたしまして新年のご挨拶とさせていただきます。
令和8年 元旦
一般社団法人京都私立病院協会
会長 武田 隆久