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2024年1月1日

京都私立病院協会 会長 清水 鴻一郎より、新年のご挨拶

 新年あけましておめでとうございます。会員の皆様におかれましては、新年を迎えて決意を新たにし、希望を抱いて令和6年を歩み出されたことと存じます。昨年も会員ならびに当協会にご支援、ご協力をいただきました皆様に心から御礼を申し上げます。

 昨年を振り返りますと、社会の閉塞感の中においても様々な感動の場面がありました。野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、日本代表は準決勝のメキシコ代表との対戦で、1点を追う九回裏に不振が続いていた村上宗隆選手が逆転サヨナラ打を放って波に乗り、大谷翔平選手はじめチーム全員の活躍で優勝を果たしました。また、陸上世界選手権の女子やり投げでは、北口榛花選手が4位で迎えた最終6投目で大逆転の世界一に輝きました。日本の選手たちの活躍を見て、たとえ追い込まれた状況になっても自分を信じて頑張ろう、と元気をもらった方も多かったのではないでしょうか。

 我々に脅威となった新型コロナウイルス感染症は、昨年5月8日から感染症法上の5類となり、ポストコロナへと移行しました。世界中で猛威を奮った新型コロナウイルス感染症に対し、我が国でも救うことのできなかった命もありますが、人口100万人当たりの死者数はG7で最も少なかったという結果が出ています。京都においても、医療がひっ迫する事態に直面しましたが、会員の献身的な努力により、幾度の感染拡大の波を乗り越えてまいりました。

 本年は、早々にトリプル改定の個別改定項目や点数が明らかとなり、改定に向けての対応が求められます。4月からは新たな医療計画をはじめ関連する各種計画、医師の時間外労働の上限規制が始まります。医療DXも急ピッチで進められており、医療機関同士の連携や、医療と介護の連携など、デジタル技術を活用した情報連携も進めていかねばなりません。取り組むべき課題は次から次へと出てきますが、会員施設の職員の皆様が一丸となってこの難局を乗り越えられることを確信しております。当協会としても会員のお役に立てるよう各々の課題に鋭意取り組んでまいります。

 本年は協会創立60周年を迎える年でもあります。その記念事業の一環として、9月28日(土)、29日(日)に、国立京都国際会館で開催される「第65回全日本病院学会in京都」の企画・運営を当協会が担うこととなり、昨年から準備を進めています。本学会のテーマは、「地域医療構想前夜~嵐の中の航海 羅針盤を求めて~」といたしました。地域医療構想を実現すべき2025年が間近に迫っている中で、各病院が超高齢社会に耐え得る医療提供体制の構築に向けて、自院の体制の強化、地域との連携等に取り組まれたことと存じます。その一方で、COVID-19で経験した未知の新興感染症の感染拡大、エネルギーや食材料費等の物価高騰により、継続的・安定的な医療の提供に大きな影響を及ぼしました。また、2025年の先の2040年問題、医療の担い手不足や社会保障財源の厳しい見通しにより、我々医療人は医療の生産性・質の向上のために、働き方改革、医療DX等、様々な変革に対応している途上にあり、まさに嵐の中を航海しています。そうした中で、本学会は、全国から医療関係者約3,000名が一堂に会し、特別講演、シンポジウム、演題発表など多岐に亘る企画を予定しており、その一つ一つが地域医療構想実現の羅針盤となる学会にしたいと考えております。会員の皆様におかれましては、日頃の当協会へのご協力・ご支援に加えまして、本学会へのご参加・ご発表も心よりお待ち申し上げております。

 結びに、本年を通じて皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

  2024年1月1日

一般社団法人京都私立病院協会
会 長 清水 鴻一郎 

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