看護補助者について About

看護補助者の仕事って?

ここでは看護補助者がどのような仕事をしているのかを解説いたします。
看護補助者の仕事は「周辺業務」と「直接ケア」の2つに大きく分けられます。
いずれも、患者さまの生活を支える大切な業務です。
なお、看護補助者は医療行為を行わず、看護チームの一員として
看護師の指示のもとで仕事をします。
数ある看護補助者の仕事の中から4つをご紹介♪

  • お⾷事に関する業務
    (直接ケア)

    食事の配膳・下膳やお食事をとる際に介助が必要な方のお手伝いをします。 ※下膳・食器などを片付けること。

  • 移動・移送に関する業務
    (直接ケア)

    患者さまが車いすに移動するお手伝いをして、検査やリハビリなどにお連れします。

  • リネン類の管理
    (周辺業務)

    患者さまに気持ちよく治療に専念していただけるよう、ベッド周りの清掃やシーツ交換をします。

  • 診療材料の補充・整理など
    (周辺業務)

    医療物品の洗浄や消毒、オムツなどの補充をします。そのほか、物品の整理整頓などを行います。

ある看護補助者さんの一日

今日は「日勤」なので8時30分~仕事がスタートです。
*病院や勤務形態により勤務時間(早出・遅出・夜勤等)は異なります。

8:30〜

さぁ仕事開始

※病院や勤務形態により勤務時間は異なります。

ユニフォームに着替えて仕事開始です。

  • 情報収集
    (スケジュールや患者さまの様⼦などを確認します)
  • ベッド周りの整理 など
10:00〜

患者さまの移送(リハビリや検査)

  • 移送
  • 体位交換
  • 排泄介助
  • 退院患者さまのシーツ交換 など
11:00〜

食事のお手伝い

  • 食事介助
  • 配膳、下膳 など
12:30
~13:30

お昼休み ホッとする時間です。

15:00~

物品の片づけや補充など

  • 入浴介助
  • 排泄介助
  • 書類の整理
  • ミーティング など
17:30

退勤 おつかれさまでした。

よくあるご質問

経験がなくても働けますか?

はい。看護補助者は未経験からスタートされる⽅がほとんどです。実務については、看護師や先輩の看護補助者が指導してくださいますので、ぜひ挑戦してみてください。

資格がなくても働けますか?

はい。初任者研修(以前のホームヘルパー2級)をお持ちの方や、勉強したことのある方もいらっしゃいますが、看護補助者の入職時の要件になることは、ほぼありません。

年齢制限はありますか?

20~50代、60代と幅広い世代が活躍されています。ちなみに、性別についても男女問わずお勤めです。

介護職と看護補助者って違うのですか?

まず、働く場所が違います。看護補助者は主に医療機関で働き、看護チームの一員として看護補助業務を 行います。介護職は、介護施設や在宅で日常生活の援助を行います。仕事内容で大きく違う点と言われま すと難しいのですが、看護補助者は基本看護師の指示・指導のもとで業務を行う事となっていますが、介 護職についてはそのように規定がされていないことは大きな違いと言えます。

活躍中の看護補助者さん

  • 40代 ⼥性
    A⼦さん
    (元事務職)

    ともだちに勧められて

    看護師をしているともだちに“看護補助者”という仕事があることを教えてもらいました。その頃、ちょうど転職活動をしていたのですが、事務の仕事しか経験がなかったので、看護補助者の求⼈に応募するか悩みました。ただ、挑戦してみたい、という気持ちもあったので受けてみることにしました。⾯接をした後も、⼈と接する仕事ができるのか・・という不安はありましたが、採⽤通知が届いた時に、「これもご縁、⼀度がんばってみよう!」という気持ちに変わりました。早いもので、看護補助者の仕事はじめて3年が経ちました。患者さまのお世話をしていると「ありがとう」と、声をかけてもらえることもあり、とてもやりがいを感じながら働いています。

  • 20代 ⼥性
    B⼦さん
    (元学⽣)

    やりがいを求めて

    おばあちゃんと⼀緒に暮らしていたこともあって、将来的には介護や福祉関係の仕事につきたいと思っていました。⾃宅の近くに病院があって、そこで看護補助者のアルバイトを募集していて、働くなら今後の進路に関係するものを。と思って応募しました。看護補助者という職種を知るまで、病院で働くには資格がいると思っていたので、採⽤してもらえた時は嬉しかったです。結局、学校を卒業した後もそのままアルバイト先の病院にお世話になることにしました。今は任せていただける仕事も増え、後輩の指導にも関わっています。患者さまが笑顔を⾒せてくれた時が、⼀番嬉しいです。

  • 50代 男性
    C男さん
    (元会社員)

    人の役にたちたい

    看護補助者に興味をもったのは、定年後のキャリアについて悩んでいて、新しいことを始めるなら今のうちかもしれないと思ったのが最初でした。とはいうものの、これまで経験したことのない業種、年齢的にも不安がありました。⾃分にできるのだろうか・・と。ただ、親の介護を経験していたので、何となくイメージは描くことはできましたし、何よりも⼈の役にたつことをしたいという⾃分の気持ちを⼤切にしたいと思いました。⼀つ⽬の病院は残念ながら不採⽤でしたが、⼆つ⽬の病院にご縁をいただき晴れてデビューが叶いました。わからないことは先輩の補助者さんや看護師さんが教えてくださったので、おかげさまで、楽しくお仕事ができています。