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行政から

【京都府より注意喚起】重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について

京都府健康福祉部健康対策課より、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関する注意喚起の事務連絡がありましたので、会員施設の皆様にお知らせいたします。

SFTSは、ウイルスを保有するマダニに刺されることで感染する蚊媒介感染症であり、近年では西日本を中心に年間100件を超える症例が報告されています。2025年7月には、北海道札幌市において初の症例が確認され、地域的な広がりが懸念されています 1 2。

感染者は発熱、頭痛、筋肉痛、下痢などの症状を呈し、重症化することもあるため、迅速な診断と対応が求められます。また、感染した犬や猫との接触による感染事例も報告されており、注意が必要です 2。

現在はマダニの活動が活発な時期であることから、以下の予防措置を徹底いただき、地域住民への周知・啓発にご協力をお願いいたします。

🔹 予防のポイント
・草むらや藪などに入る際は、長袖・長ズボン・帽子・手袋などを着用し、肌の露出を避ける。
・虫除け剤(忌避剤)の使用を推奨。
・ペットとの接触後は手洗いを徹底し、体表チェックを行う。
・マダニに刺された場合は無理に引き抜かず、速やかに皮膚科等を受診する。

厚生労働省および国立感染症研究所が提供する啓発ツール(ポスター等)を活用し、院内および地域での周知をお願いいたします。

🔗 参考リンク
厚生労働省:SFTSについて
SFTS Q&A(厚労省)
国立感染症研究所:SFTS詳細情報
診療の手引き(2024年版)PDF

【事務連絡】重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の国内での発生状況について(自治体)
(別添)