平成２８年１月１９日（火）、“きょうと薬剤師サポートネット”の第４回目のセミナー＆交流会を実施しました。１０月から毎月実施しているセミナーは、まだ参加者も少ないのですが、その分、参加者と講師の距離が近く、気軽に質問し、講師も丁寧に説明できる雰囲気で参加者の満足度は高いように見受けられます。
今回のテーマは「病棟薬剤師の仕事内容」でした。昔の薬剤師は調剤室での仕事が中心でしたが、今はどんどん臨床に移行し、病棟での薬剤管理や医師・看護師と患者・家族の間に立って服薬指導を行うなど、業務範囲が広がり、やりがいもより大きくなっているという説明がありました。いくら良い薬を処方しても、患者の栄養状態が悪いと薬の効き目が悪くなるので、持参薬も含めて服薬指導をしながら患者の経過を観察する。一見すると表に出てない事情などを含めて把握できるよう、患者が安心して何でも話してくれる信頼関係を作るという役割も担っていること。
また、病棟薬剤師として、カンファレンスに参加し、多職種で患者情報を共有することで、色々な角度からの見方や知識が自然と身に付けられることは大きな魅力だというお話があり、参加者一同納得されていました。
チーム医療の一員として、医師や看護師、そして患者さんからも信頼される病棟薬剤師の仕事の魅力が伝わったと思います。セミナー終了後そのまま交流会に移り、アットホームな雰囲気の中、皆さん大変有意義に過ごしていただけた様子でした。

（アンケートから一部ご紹介）
・わかりやすい資料も準備していただき、具体的なイメージがわきました。
・ＮＳＴや服薬指導など、興味のある内容についてお話を伺えて良かったです。
・今勤務中の調剤薬局での患者対応にも活かせる知識を教えてもらえてありがたいです。
・質問したいことを気がねなく聞けて、先生方もきさくにお話しくださって楽しかったです。

次回のセミナーは２月１０日（水）で「症例検討で学ぶ処方の見方」を予定しています。最近病院を退職された薬剤師さんや、お知り合いの薬剤師さんで今お仕事をされていない方がいらっしゃいましたら、この“きょうと薬剤師サポートネット”をご紹介いただけると幸いです。今後ともご協力のほど宜しくお願い申し上げます。