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【ご報告】第2回セミナー&交流会「病院薬剤師は処方箋をどのような観点で見ているか?」

2015年11月27日

平成27年11月26日(木)、“きょうと薬剤師サポートネット”の第2回目のセミナー&交流会を開催しました。
第2回目のテーマは「病院薬剤師は処方箋をどのような観点で見ているか?」として、京都民医連中央病院薬剤課課長の浅野育子様、西山病院薬局長の沼田多重様を講師にお招きし、分かりやすくお話をいただきました。セミナー終了後、そのまま交流会に移り、アットホームな雰囲気の中、参加者も気軽に質問でき、講師の先生方も丁寧に答えてくださるので、皆さん大変有意義に過ごしていただけた様子でした。
セミナーでは、「処方監査への薬剤師のかかわり」として、薬剤師の薬物療法へのかかわり方の重要性を、症例をあげてご説明頂きました。使用後の追跡から効果や副作用等のフィードバック、カンファレンス等の情報を関係者全員で情報共有することの大切さ、薬剤師が処方設計に関わることでQOL、ADLの向上を目指していること、入院期間短縮や在宅での管理など薬によって患者さんにとって不利益にならないよう努力しているとのことでした。また、病院薬剤師のスキルアップについても具体的にご説明頂きました。
次に、「腎機能の評価方法」として肝代謝と腎排泄の説明があり、処方監査時のチェックポイント、肝代謝の薬剤、腎排泄の薬剤、高齢者の多くが慢性腎臓病患者であることから重症度の分類等や日本人の腎機能を正確に予測する計算式などの話がありました。計算の際は体重に要注意で、高齢女性で小柄な場合は、筋肉量も少ないので実際より良い数値が出てしまうとのことでした。

(参加者の皆さんのアンケートから一部ご紹介)
・とても解り易く説明してくださったのでよく理解できました。
・日々の調剤薬局での仕事の中で疑問に思っている内容が聞けてよかったです。
・普段の業務に役立つ事に加え、病院薬剤師としての魅力を感じることができました。
・病院薬剤師からみた薬に対する考え方を知ることができて新鮮でした。
・病院薬剤師としてこのように勉強していったらよいか、具体的に伺うことができて良かったです。