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京都私立病院協会について

会長挨拶

京都私立病院協会会長 第5期会長の就任にあたって

令和3年5月26日の第9回通常総会で第5期の京都私立病院協会長に就任することとなり、第4期に引き続いて重責を担うことへの決意を新たにしております。25名の役員体制で副会長8名、理事6名、幹事7名、監事3名の方々と力を合わせ、会員の皆様、地域医療にとって有意義な協会運営に鋭意努める所存です。

コロナ禍による医療提供体制のひっ迫が長期化する中、我々民間病院では感染防止対策を徹底しながら感染症患者の入院受入、接触者外来並びに陽性者外来での診療・検査、回復患者の療養支援など、新型コロナウイルス感染症患者等への対応を強化し、救急医療・一般診療にも尽力してまいりました。新たな課題として、今春第4波からの感染力が強く比較的若い年齢層も重症化リスクのある変異株への対応、政府が至上命題とする高齢者への7月末までのワクチン接種完了に向け、民間病院には大きな期待が寄せられています。大変厳しい状況ではありますが、府民の安全・安心、いのちと健康を守るために、また、京都における民間病院の存在意義を示すためにも、会員施設には個別接種・集団接種ともにご協力を賜りますようお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症以外に、2025年・2040年を見据えた各種施策への対応も見逃してはなりません。地域医療構想ではコロナ禍での医療提供体制のひっ迫を踏まえて医療機能の分化・連携強化の必要性が改めて確認されており、今後、地域医療構想に沿った民間病院の対応方針の策定が求められ、地域医療構想調整会議での議論の活性化が図られることになります。働き方改革では2024年4月からの医師の時間外労働規制の施行に向けて、B・C水準の特定を受ける場合は医師労働時間短縮計画の作成に着手していかねばなりません。24時間体制で多職種が様々な勤務形態で働く病院にとって、医療提供体制の維持と働き方改革の両立は容易ではありませんが、スタッフの健康や医療安全、将来の人材確保・定着のために取り組まねばならない重要課題です。更には、予防・健康づくり、オンライン資格確認等を基盤とするデータヘルス改革、一定所得以上の後期高齢者における窓口2割負担、紹介状なし外来受診患者の特別負担増・対象病院の拡大等にも対応していかねばならず、課題は山積しています。

こうした状況に対し、当協会では医療を取り巻く環境の変化に対応した活動に努めており、医療の多職種が集結して活動を行う当協会の役割はますます増えています。そのため、当協会の事業は増加の一途を辿っており、京都府・京都市の医療施策を協議する場に多数参画するとともに、委託事業・補助事業も多岐に亘って実施し、着実に成果を上げています。これも偏に会員施設の多大なるご協力・ご支援の賜であり、今後も会員施設の規模や機能の違いはあっても相互理解に努め、民間病院として結束し、連携を深めることにより、京都の医療をより良いものにしていきたいと存じます。

ウィズコロナ時代に対応した保健・医療・介護の構築、医療制度改革など、厳しい時代を民間病院が主体となって活路を見出していく気概を持って第5期2年間の重責を担ってまいりますので、皆様には倍旧のご指導・ご鞭撻を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。

令和3年5月26日
一般社団法人京都私立病院協会
会長 清水 鴻一郎