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京都私立病院協会について

会長挨拶

京都私立病院協会会長二期目の就任にあたって

平成27年5月27日に開かれました第3回通常総会で二期目の京都私立病院協会会長に就任することとなり、新たな役員体制でスタートいたしました。
一期目の2年間を振り返りますと、会員施設の皆様にご協力をいただいて職能別・テーマ別の委員会や研修会、要望活動等を行い、各々の課題解決や医療・介護の質の向上に取り組むなど、これまでの協会活動を継続して行ってまいりました。加えて、平成26年度は協会創立50周年を迎え、「つながろう!京都私立病院協会」をテーマに、ラジオ番組放送等の各種記念事業を実施し、当協会や会員施設の認知度の向上に努めました。新たな事業としては、平成25年7月より一般病院における認知症対応力の向上に資するべく「医療従事者認知症対応力向上事業」を実施するとともに、平成27年1月には「京都府医療勤務環境改善支援センター」を京都府から運営受託して医療機関の勤務環境改善を経営と労務管理の両面からのサポートを開始し、同年2月からの「在宅医療・介護連携体制支援事業」では、病院の地域連携室の機能強化にも取り組んでいます。
このように、当協会では医療・介護の多様な職種を擁する病院団体ならではの特徴を活かした事業を積極的に行っており、会員施設の向上発展はもとより京都の医療・介護の充実のために果たすべき当協会の役割はますます大きくなっています。

平成27年度は、京都府の地域医療介護総合確保基金を本格活用し、医療従事者の確保・定着に係る新たな事業にも取り組んでまいります。また、当協会が行っている各種研修の多くが基金の対象となり、これまで会員施設にご負担いただいていました参加費を無料でご案内しています。例年より多くの研修機会を提供させていただき、内容の充実にも努めていますので、会員施設には積極的にご参加いただき、自院の機能向上や人材確保・定着にご活用いただきたいと思います。

一方、病院にとって特に大きな影響が予想されるのが、地域医療構想の策定です。既に構想策定に向けて協議を始めている府県もあり、京都府での協議も間もなく本格化いたします。本年3月に国が公表した地域医療構想ガイドラインに沿って2025年の病床数の必要量が算出された場合、京都府においても相当な病床削減を迫られることが予想されます。
机上のみでの病床削減・機能分化は、我々医療機関のみならず、医療へのアクセスの不便や医療サービスの不足を招き、京都の人びとの健康と命にも影響を及ぼします。これに対し、当協会では、現在の充実した京都の医療・介護提供体制を将来にわたって守るべく、今年度から「地域医療構想検討委員会」を設置し、重点課題として取り組んでまいります。

社会保障制度改革の行き着く先はまだ見えず、その他にも地域包括ケアシステムの構築、控除対象外消費税問題、医師・看護師をはじめとする医療従事者の確保・育成など医療・介護を取り巻く課題は山積していますが、決して希望を失わず、会員施設の皆様と共に考え、知恵を出し合ってこの難局を乗り越えていく決意を新たにしております。
改めてこれまでの皆様方のご協力・ご支援に対し心より御礼を申し上げますと共に、役員一同、最善を尽くして第二期の2年間の重責を全うしてまいりますので、倍旧のご指導・ご鞭撻を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

2015年5月28日
一般社団法人京都私立病院協会
会長 清水 鴻一郎